2021-01-01から1年間の記事一覧
どういうきっかけだったか、最近Apple Musicで落語を聴いている。 まさか自分が落語なんか聴くようになるとは思わなかったけど、聴いてみると面白いもんですな。 ということで(?)、最近聴いた落語で面白かったやつを挙げてみる。
solio(ソリオ)という寄付のサービスがある。 solio.me どういうサービスかは公式サイト↑を見てもらうとして、そのsolioがサービス開始一周年を迎えたそうで、先日、一年を振り返り今後について語る「1周年記念生配信」がおこなわれた。 リアルタイムでは見…
ブッダの時代から現代にかけて、人間の社会が笑っちゃうほど変わったことは言うまでもない。 一方、人間そのものは笑っちゃうほど変わっていないことが、この本を読むとよくわかる。
なにを幸せと感じるかは人それぞれだけど、金をたくさん稼いでたくさん贅沢するよりも、贅沢はできなくとも穏やかで落ち着いた生活を送るほうが幸せだと、おれは思う。 同じように感じる人には、ブッダの教えは本書の言うとおり「幸せのレシピ」かもしれない…
(最近聴いたメタルをだらっと書くだけの記事)
疲れ目の時にやる「眼球体操」というのがある。 目玉を上下左右に動かしたり、ぐるっと回したりするアレだ。 この本によると、あれは網膜剥離の原因になるから、やっちゃいけないらしい。
この本、前書きの結びが「面白いことは請け合う。」なんだけど、ホントに面白かった。
哲学者・鷲田清一のエッセイ集。 なんと言っても言葉選びがいい。いくつか引用しよう。
「なんでも知っている」と豪語する専門家より、分からないことは「分からない」と正直に言ってくれる専門家の方が信頼できる。本書からは後者の像が浮かぶ。
solio(ソリオ)という寄付のサービスがある。 寄付先を個別の団体ではなく「ジャンル」で選ぶのが特徴で、例えば「国際協力」というジャンルに寄付すると、そのお金が「国際協力」のジャンルに登録されている複数の団体へ平等に分配される仕組みだ。 寄付を…
向き合いたくなくても向き合わなくてはならない問題が、世の中にはある。 本書が投げかけるのはその類の問題だ。
毎月、某NPO団体に寄付をしている。 金額はナイショだけど、別に金持ちなわけではなく、むしろ月収十ウン万円の低所得者なので、まあお察しください。 当然、好きでやっている。やってみるとなかなかいいものなので、もっとカジュアルなものになればいいのに…
生活保護制度は手厚く守られるべきだし、基準額の引き下げもそう簡単にあってはいけないし、生活保護制度はもっと使いやすい制度であるべきだ。 言われるまでもなく知ってたけど、本書を読み終えて改めてそう思う。
歴史にもトラクターにも詳しくないんだけど、中公新書のツイッターで見かけたかなんかして、面白そうだと思って読んだ本。 面白かった。トラクターが世界各地に普及した経緯や、それがもたらした影響を論じる本で、タイトル通り「歴史を変えた」と言っていい…
2019年のマグロの初競りの落札価格を知って驚いた。3億円だそうだ。マグロ一匹3億円。
「2050年までに二酸化炭素の排出量をゼロにする必要がある」とか「排出量ゼロを目指しましょう」という話はよく聞くが、「ゼロにできる」と言い切る意見はあまり見ない。 ビル・ゲイツはそれが「できる」と言い切る。
胸の悪くなる話なので詳しくは触れないけれど、少し前に某有名人の生活保護受給者やホームレスの人たちに対する差別的な発言が問題になった。 その騒ぎの中で「優生思想」という言葉が持ち上がって、以前読んだ『新版 「生きるに値しない命」とは誰のことか …
政治家がこんなことを言っているのを目にしたら、どう思うだろう。 「本物の仕事をするためには、自己規律が基本だと思っています。僕は目立つことも得意ではないし、地面の上を実直に這うことくらいしか取り柄はありませんから」 大半の人は「口では何とで…
いとうせいこう氏による「国境なき医師団」(略称MSF)同行ルポルタージュの第2弾。(第1弾の感想はこちら) 今回の行き先はパレスチナのガザ地区と西岸地区とアンマン。行き先からわかるとおり今回の旅は前回以上にものものしい。
いとうせいこうは本書、というか本書のもととなった連載のための取材で「国境なき医師団」に同行することが決まった際、「プルーフ・オブ・ライフ」の提出を求められた。
芸能人のスキャンダルとかSNSでの炎上案件とか、自分に直接関係ない問題にもいちいち「許せない!」と正義感を暴走させてネットで叩きまくる人がいる。 本書ではそういう状態を「正義中毒」と呼び、人はなぜ正義中毒に陥ってしまうのかを、科学的な観点から…
生物はなぜ死ぬのか。 「なぜって、そりゃ寿命があるからでしょう」と思うだろう。でも、そういうことじゃない。
本書は第二次世界大戦時下のドイツにおけるナチス政権を支持する人々の心理を分析した本で、刊行はまさにその第二次世界大戦まっただ中の1941年。 著者のエーリッヒ・フロムはユダヤ系の心理学者で、ナチスによる迫害から逃れて亡命したアメリカで本書を発表…
前に感想を書いた『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』が面白かったので、同じ著者の『「普通がいい」という病』も読んだ。 blah-blah-blah.hatenadiary.jp アマゾンのレビュー数とかを見る限り、どうやらこの『「普通がいい」という病』…
最近柄にもなく「人生の意味」について考えていて、先日感想を書いた『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』の関連で読み始めたのが本書である。 blah-blah-blah.hatenadiary.jp 著者のV.E.フランクルはナチスの強制収容所を生き延びた経歴…
人生に意味はあるのかと問われたら、僕なら「ないよ」と答えるだろう。 人生なんてそんなもんさ、生きる意味なんてないのさとか言って、まあそれで特に問題なく過ごしているけど、実はちょっと寂しく感じたりもする。 そんなわけで手にとったのが本書である…
暗い話だと思わないでほしいのだけど、友達がいない。本当にいない。 友達と呼べる人間と遊んだのなんか高校生の時以来、10年以上も前だ。 今では休みの日はほとんど一人で過ごしている。 かわいそうに見えるだろうか。本人としては全然平気で、むしろ大いに…
先日読んだ『Weの市民革命』は、マイノリティの権利の向上などを求める「リベラル」の人たちが主人公の本だった。 blah-blah-blah.hatenadiary.jp じゃあ、その反対の「保守派」というのはどういう思想なんだろうと気になって本書に手を伸ばしてみた。 なに…
革命と聞けば「フランス革命」とか、教科書に載っているような出来事しか思いつかないけれど、どうやら、いままさに革命は起こっているらしい。 『Weの市民革命』は、現在アメリカで起こっている大きな「革命」の現状を伝える本だ。 これが「アメリカではこ…
「どーせいつか死んじゃうんだからさ、気楽に生きようよ!」 こんな感じの人生観を披露する人は、正直苦手だ。 こういう人はどうせ、なんだかんだ生きるのがうまくて生き延びる力がある人にちがいない。だから「気楽に」生きられるのだ。 一方、こういう人生…