きがるに書くログ

「マカロニグラタン」と同じアクセントです

2022-01-01から1年間の記事一覧

赤い羽根共同募金の使い道は、「何に」「いくら」使ったかまで見られる

先日、読んでいた本に「赤い羽根共同募金」の話が出てきたとき、おれは赤い羽根共同募金のことについて何も知らないことに気づいた。 複数のNPO団体にマンスリーで寄付をしていて、寄付という行為に多少は興味があるつもりでいるのだけど、それなのに赤い羽…

なんでも「いい練習」と思えれば最強 ~役に立ってるストア哲学の言葉~

珍しいことに、このごろ人間関係でストレスがあり、イライラすることが多い。 いや、どう考えてもそんなに大した話じゃないのだけど、それでもイヤなものはイヤというやつで、当該の相手と顔を合わせる日は、ちょっとだけ憂鬱だ。 「慢性的にイライラする」…

「とらや」のようかんはいいぞ

知らなかったことを知るのが楽しいのは、「世界が広がる」感じがするからだと思う。 世界が広がることには、新しい散歩コースを開拓するような、あるいはゲームでロックされていた領域がアンロックされるような、そういう快感がある。 先日、知ってるようで…

徳倫理学の昔と今とこれから『ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学』

「徳」への興味はいまだ継続中で、また徳の本を読んでしまった。有徳者になってしまうぞ。

おれたちみんな「見習い」だよな『徳は知なり: 幸福に生きるための倫理学』感想その2

前に感想を書いた『徳は知なり: 幸福に生きるための倫理学』の感想第二弾。前は「幸福」に関して印象に残ったところを書いたが、今回は「徳」に関して、これは大事だなと思ったことを書く。

幸せは「お金」じゃない……としたら、なに?『徳は知なり: 幸福に生きるための倫理学』

ちょっと前から「徳」概念に興味がある。前に読んだ『人間にとって善とは何か: 徳倫理学入門』に続いて、これも徳の本だ。 本書では「徳倫理学について」ではなく「徳そのものについて」論じられている。 また、伝統的に徳は「幸福」と深く関連づけて論じら…

哲学者は「差別」と「区別」をどう区別しているのか?『差別の哲学入門』

ひょんなことから「差別」について考えてみるか、と思い立って(経緯の説明が雑!)読んだ。ためになる本だった。

ダメなものはダメ『人間にとって善とは何か: 徳倫理学入門』

最近読んだ本に「徳」という概念の話が出てきたのを読んで以来、「徳」のことがなんとなく気になっていたので読んだ。「徳倫理学」とは、「行為のあり方」ではなく「人のあり方」を問題にする倫理学らしい。 読んだには読んだが、こんな入門があるかよという…

「情けは人の為ならず」とは言うけれど 『思いがけず利他』

他人から親切にされると嬉しい反面、それが負担に思えることもある。「相手を喜ばせたい」という気持ちは「相手が喜ばないのが気に入らない」というコントロールの欲望と紙一重だ。

恵まれていることへの罪悪感をどうするか問題『うしろめたさの人類学』

自分は恵まれすぎている、という罪悪感というか「負い目」というかが、ちょっとある。なにせ日本に生まれて普通に電気と水が使えるだけでラッキーだ(「相対的貧困」という言葉は知っているが一旦おいておく)。 そして貧しい国とか、外国に限らず大変なこと…

Kindleの「ポピュラーハイライト」で疑心暗鬼になる

Kindleの「ポピュラーハイライト」機能について、最近思っていることを書く。困った機能である。

オンライン免許更新 in 札幌

自慢じゃないが優良運転者、つまり「ゴールド免許」所持者である。なにせペーパーだから(ほんとに自慢じゃない)。 2022年から、優良運転者の免許更新時の講習がオンラインで受けられるようになった。いまのところ北海道・千葉県・京都府・山口県が対象らし…

落語のオチ、やっぱりつまらないよね?『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』

去年の暮れごろから落語を聴き始めて、まだ飽きずに聴いている。 聴きはじめのころに戸惑ったのは、オチが、えーと、オチがつまらないのだ。

おれたちが信じているのは本当に「エビデンス」なのか?『エビデンスの社会学: 証言の消滅と真理の現在』

いつの間にやら「エビデンス」(科学的証拠)という概念が一般的になった。 健康法にしろ環境問題にしろ流行り病の予防策にしろ、エビデンスがないと言われるものは一段下に見るようなところが社会の風潮として、そしておれ自身にある。 だけど、おれは本当…

【買ってよかったもの】冬用・暖かいインナーシュラフ「Bears Rock くるむん ボアフリースロング」

寒い部屋に住んでいる。札幌だから冬は当然寒く、加えてあまりいい家に住んでいないので、室温は下がりっぱなしだ。 日中は暖房をつければいいけど、問題は寝るときである。夜通し暖房をつけるわけにもいかない。備え付けの暖房の温度表示によれば、真冬の明…

【レビュー】ナカトミのスポットクーラー「MAC-20」をひと夏使った感想

真冬にクーラーの話とか意味わかんないけど気にしないでほしい。書こう書こうと思ってずるずる書かないでいただけである。

『寄付白書2021』を素人が読んだら

帯に「ファンドレイザー・研究者・メディア・行政の方、必携の書」と書いてある。どれでもないのに買ってしまった。 しかし、それでも読んでみると「へー」と思うことが多くおもしろかったので、素人なりに印象に残ったところをつらつらっと書く。