最近聴いた落語
どういうきっかけだったか、最近Apple Musicで落語を聴いている。
まさか自分が落語なんか聴くようになるとは思わなかったけど、聴いてみると面白いもんですな。
ということで(?)、最近聴いた落語で面白かったやつを挙げてみる。
欲のない商人が欲のない侍ふたりの間で右往左往する話。こういう、笑わすだけじゃなく人情味のある話を人情噺と言うらしい。
落語は表現が独特でいい。「長いツラだな、上見て中見て下見るってぇと、あいだの中を忘れる顔だ!」みたいなヤツ。
これも人情噺。奉公先から数年ぶりに帰ってくる息子を待つ両親のやりとりが微笑ましい。
「人情噺」に対して、こういう滑稽さを押し出した演目を「滑稽噺」と言うらしい。繰り返しはギャグの基本。
そば食うくだりで声出して笑った。「このくらいで十分だよ!」
演者の個性も落語は楽しい。おれは話しぶりが穏やかな落語家が好きだな。
これ面白かったなー。人情味があって、オチ(「サゲ」というと通っぽく聞こえる)はとぼけててよい。
以上!