【レビュー】ナカトミのスポットクーラー「MAC-20」をひと夏使った感想
真冬にクーラーの話とか意味わかんないけど気にしないでほしい。書こう書こうと思ってずるずる書かないでいただけである。
エアコンのない賃貸マンションに住んでいる。当然夏は暑く、毎年憂鬱だ。
そこで去年（2021年）はスポットクーラーを買った（本当は壁掛けの、いわゆる「普通のエアコン」がよかったんだけど、いろいろあって断念。古いマンションにはいろいろある）。
ナカトミというメーカーの「MAC-20」という機種だ。これがなかなか良いもので、おかげで2021年の夏は快適に過ごせた。レビューと言っちゃ大げさだが、使った感想を書いてみよう。
スポットクーラーとは何か
感想の前に、「スポットクーラーとは何か」について軽く触れておこう。
平たくいうと「壁掛け」ではなく「床置き」のクーラーである。特別な工事は要らず、買ってきて電源を入れればブオーンと動く。
冷却の仕組みは一般的なエアコンと同じで、暖かい空気を取り込んで冷たい空気を出す。この点で「水を入れて気化熱で冷たい空気を出す」タイプのクーラーとは異なる。
暖かい空気は本体背面の排気口から、パネルとダクト（トップ画像の左右にあるやつ）を通じて窓の外に放出する。
だからパネルとダクトの組み立てが必要なのだけど、部品を一度組み立てれば、窓枠へのつけ外しは簡単である。詳しくは他所様のブログとかを参照されたし（他人任せ）。
スポットクーラーを使った感想
で、感想である。
ちゃんと冷える
なんといっても、ちゃんと冷える。おかげで快適に過ごせた。
室温を測ってはいないが、体感として明らかに涼しい。
夏場はタンクトップを着て首にタオルを巻くのが常だったが、去年はTシャツで過ごせたし首にタオルも巻かなかった。設定温度を下げすぎて肌寒くなることすらあった。
冷え方にムラはあり、本体の前以外が冷えにくくはあるんだけど、そこは妥協だ（サーキュレーターで空気を循環させるといい感じになる）。
ちなみにうちの使用環境はこんな感じ↓。
- 札幌在住、夏の最高気温は29℃～32℃くらい（暑い日はもうちょい暑い）
- 鉄筋造マンション
- 部屋の広さは10畳ぐらい
- 空気循環にサーキュレーター併用
ノンドレン方式なのがよい
あと、この機種は「ノンドレン方式」なのもよかった。
スポットクーラーは、ものによっては定期的に排水が必要らしいのだけど、ノンドレン方式は排水が必要ないタイプだ。
他のスポットクーラーを使ったことはないが、排水が必要なタイプだとたぶん面倒な思いをしていただろう。
騒音はそんなに気にならない
レビューでよく書かれるのは稼働音のことだ。
もちろんそれなりの音はするが、個人的にはそんなに気にならず、稼働音でイライラするようなことはなかった。
音に対する感覚は人それぞれだから確かなことは言えないが、特別に神経質でなければ大して気にならないと思う（就寝時は気になるかもしれない）。
家賃の節約になる（かもしれない）
あと、これを持っていると、引っ越しをするときに部屋選びの選択肢が増える気がする。
というのも、これは北海道に限った話かもしれないが、賃貸で家賃が安い部屋はエアコン付きの物件が少ないのだ。
だから夏にエアコンを使いたいなら、安くてエアコン付きの部屋を少ない中から探すか、そうでなければ少し高い部屋を選ぶことになる。
これがあればエアコン付きの部屋を選ぶ必要がなくなるから、部屋選びの選択肢が増えるというわけだ。
いわゆる普通のエアコンと同じように冷えるとは思わないし、置き場所も取るから、普通のエアコンを買えるならそっちの方がいい。
ただ、そうもいかない人には悪くない選択肢だと思う。ご参考までに。
