きがるに書くログ

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赤い羽根共同募金の使い道は、「何に」「いくら」使ったかまで見られる

先日、読んでいた本に「赤い羽根共同募金」の話が出てきたとき、おれは赤い羽根共同募金のことについて何も知らないことに気づいた。

複数のNPO団体にマンスリーで寄付をしていて、寄付という行為に多少は興味があるつもりでいるのだけど、それなのに赤い羽根共同募金について何も知らないのは「メタルが好きです」と言いつつジューダス・プリーストを知らない、みたいなものではないか。

そういうわけで、赤い羽根共同募金のサイトと、それに関連するサイトとをいくつか読んだ。その中で、とくに「へー」と思い、もっと知られるべきと思ったことについて書く。たぶんあまり知られていないことだと思う。

 

なにに「へー」と思ったかというと、赤い羽根共同募金で集められた寄付金の使い道は、けっこう明確に開示されているのだ。「何に」はもちろん、「いくら」まで。

赤い羽根共同募金には、寄付金の使い道を紹介する「はねっと」というサイトがある。

hanett.akaihane.or.jp

この「はねっと」で、寄付金がどこの市区町村の、どんな活動に、いくら使われたのかを見ることができる。実際に見てみると、子ども食堂の開催費用や、障がい者支援施設の車両の購入などに使われているのがわかる。車両の購入は100万くらいかかるらしい。

いい取り組みだと思うし、その割にあまり知られていなさそうである(知らないのおれだけだったら笑う)。

自分の出したお金がこうした事業に使われていることが伝われば寄付の動機になるだろうし、寄付をした人も、寄付をしてよかったと思うものである。それが全体の、ほんの一部のお金に過ぎなくても。

おまけ

以下、赤い羽根共同募金について調べて知ったことを書き残しておく。

  • (そもそもの話)赤い羽根共同募金とは、社会福祉法人「共同募金会」が毎年実施する募金活動である。募金活動が実施される時期は、毎年10月1日から翌年3月31日まで。
  • 共同募金会は各都道府県にある。北海道には「北海道共同募金会」があるし、東京都には「東京都共同募金会」がある。
  • 都道府県で集められた寄付金は、基本的に、その都道府県で福祉活動をおこなっている団体への助成金に使われる。北海道共同募金会に寄付すると、そのお金は北海道内の福祉事業に使われる。
  • 寄付金は、福祉活動を行う団体からの申請、審査を経て助成される。
  • というか、申請をもとに、それら申請された事業の実施にいくら必要かを事前に決め、それから必要なお金を募る方式をとっている。これを「計画募金」という。
  • だから赤い羽根共同募金には毎年「目標額」が設定されているし、目標額に達しなかったら「何かしらの事業が実施できない」ことになる*1

参考にしたサイト

以上!

P.S.:せっかくなので(?)少額ながら寄付をした(金額は内緒。札幌市民なので寄付先の地域は札幌市にした)。こういう金の使い方をしていきたい。