きがるに書くログ

「マカロニグラタン」と同じアクセントです

「よき人生とは何か」とか「わたしはどう生きるべきか」とか考えちゃうよね

「幸福とは……」とか「人生とは……」みたいなテーマに興味があり、そういう本に惹かれやすい。ちょっと前に読んだ『私の生きた証はどこにあるのか』も「そういう本」だ。

ユダヤ教のラビであるH・S・クシュナーが著した本書によると、タルムードには、人にはその人生のなかで為すべきことが三つある、と書かれているそうだ。

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お金を「送りたくない」団体への寄付にも意義がある?

超・当然のことをいうけれど、寄付をするときは「ここにお金を送りたい」と思う相手(慈善団体なり自治体なり)に送るものだ。「強制的な寄付」みたいな話は別として、寄付する相手について多かれ少なかれ調べたりしてから寄付をするのが普通である。

……なのだけど、「そうじゃない」寄付にも、ある種の意義というか可能性というかがあるかもしれない、と思わせる対談の動画を観たので、そのことを書く。

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ストレスや困難への対処法の「答え」は、もう出ているのでは? という話

なににつけても、「こうするのが正解!」みたいな答え(もしくは真理)に簡単に飛びついてはいけないのだけど、「ストレスや困難には、どう向き合ったらいいのか」という問題に対しては、すでに一定の答えが出ているのでは、と思っている。

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キリスト者が問う「神がいるなら、なぜこの世に悪があるのか?」などなど 『宗教を「信じる」とはどういうことか』

某所で本書を「好著」と評したレビューがあるけれど、その通りだと思う。信仰のない人間が「宗教」に抱きがちな疑問が解決……こそしないものの、宗教に対する考えが深まる本である。

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部屋さむい、暖房代やばい

WHO(世界保健機構)によると、「寒さによる健康影響から居住者を守るための室温」として推奨されるのは18℃以上だそうだ*1

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本の謝辞が好き

丁寧でいて、かつ必要以上にへりくだらない態度というものがあると思う。丁寧であろうとするあまり、へりくだりすぎれば「卑屈」になり、却っていい気持ちがしない。これを適切におこなうには、ある種のバランス感覚がいる。

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『親切の人類史』を読んでちょっと救われて、ちょっと寂しくなった話

マイケル・E・マカロー『親切の人類史 ヒトはいかにして利他の心を獲得したか』を読み終えた。「血縁者でもない赤の他人を助ける」という性質を人間がどのようにして獲得したのか、という謎に、進化心理学の観点から迫る本である。

言うまでもなく、人間は他者を思いやることができる生き物だ。自分が損をしてまで他者を助けることさえある。

しかし人間の進化という点から考えると、他者を思いやる個体は悪賢い個体に出し抜かれて、とうの昔に淘汰されていてもおかしくないように思える。なぜ実際にはそうならなかったのか?

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