「シャワーがめんどくさい」を克服したらQOLが上がった
日常生活で一番の面倒事はシャワーだと思っている。
「明日も仕事だしシャワー浴びなきゃだけど面倒だな~」とか言いながらズルズルと先延ばし。
いよいよ寝なきゃいけない時間が迫って、あわてて浴びて、結局寝る時間も遅くなって……という、一日の締まらない終わり方に覚えのある人は多いだろう。
でも実は、ぼくは二年くらい前にシャワーの面倒くささを乗り越えた。
乗り越えてからは生活の質が明らかに上がったと感じている。
きょうはその方法を書いてみる。
「嫌いな食べ物は先に」理論
ぼくがシャワーの面倒さを乗り越えた方法はシンプルで、「帰宅後に即浴びる」これだけだ。
外出から帰ったら即シャワーへ直行。嫌いな食べ物を先に食べちゃうのと同じだ。
これをやるだけで、もう寝る準備が8割くらい整う。寝るまでの時間を好きに過ごせるのが最高だ。
脱ぐ、浴びる、着る
もう伝えたいことはほぼ伝えっちゃったのだけど、コツはいくつかある。
まず第一に、帰宅直後の行動に、ひと工夫を加えることだ。
その工夫とは、「外出着を脱ぐ→部屋着を着る」という流れの中に「シャワーを浴びる」を挟み込むこと。
つまり「外出着を脱ぐ→シャワーを浴びる→部屋着を着る」というふうに変えるのだ。
帰ったらできるかぎり、どの行動よりもこの一連の流れを優先しよう。
「疲れたからちょっと座る」とかよりも、まず「シャワー」が優先だ。
晩ごはん食べてからなんて論外である。お腹いっぱいになったらシャワーなんか浴びられるわけがない。
面倒くささを乗り越える
「いや、まさにそれが面倒なんすよ」という人もいるだろう。
疲れたら座りたいし、どうしてもシャワーに直行できない事情もあるはずだ。
そこを乗り越えるには、少しだけ意志がいると思う。
でも、その意志はたぶんあなたが思っているほど多くは必要ない。
バカバカしいほど小さい目標
『ぼくたちは習慣で、できている』という本によると、習慣をつけるには「目標はバカバカしいほど小さくする」のがコツだという。
例えば、ランニングの習慣をつけるには、「〇〇km走る」ではなく「シューズを履くこと」を目標にする。
それで気が乗らなければ、やめてもいいと決めておく。
一度シューズを履いてしまえば、大抵「そこまでやったんだから走ろう」となる、というわけだ。
シャワーを浴びるための「目標」を立てる
これをシャワーに応用してみよう。
例えば「部屋着を脱衣所に持っていく」とかどうだろう。着替えるついでにシャワーを浴びられるかもしれない。
もしくは「シャワーのお湯をひねる」なんかどうだろう。
特に冬は「寒くて服を脱ぎたくない」という気持ちがシャワーの面倒くささのもとだから、浴室を温めておくのは有効だと思う。
メリットを体感する(いちばん大事)
でも、一番のコツ(?)は、「帰宅即シャワー」のメリットを体感することだと思う。
冒頭にも書いたとおり、以前のぼくは「面倒で先延ばし→寝る時間になって慌てて浴びる」というパターンがお決まりだった。
当然、寝る時間も遅くなっていたのだけど、実践してからは、ほぼ同じ時間に寝られるようになった。
さらに、生活のリズムが規則的になってから、体調が良くなった。
いま日記を確認してみたら(日記つけてるんです)、これを始めてからぼくは風邪をひいていない。
たぶんだけど、これは無関係ではないだろう。
それから「いま浴びるか、あとにするか」と悩む、どっちつかずの無駄な時間が減ったのもメリットだ。
悩むストレスがなくなって快適になったし、自由時間が有効に使えるようになった。
自然とシャワーに足が向く
お気づきかもしれないけど、この方法は外出しない日には使えない。
でも、ぼくの場合は外出しない日も、わりとすんなりシャワーへ向かえるようになった。
きっと、いま述べたようなメリットを知ってしまったからだと思う。
シャワーを浴びるのが嫌いでも、シャワーを浴びたあとの状態が嫌いな人は、そういないはずだ。
明日からやろう
たかだかシャワーのタイミングひとつなんだけど、個人的にはちょっと感動するくらい生活が変わった。
これをお読みの方は、ぜひ明日の帰り道、
「脱ぐ、浴びる、着る……脱ぐ、浴びる、着る……」
と唱えながら帰ってほしい。